風蘭が咲きました。
風蘭は、本来、樹木にくっついて育つ「着生蘭」ですが、その花の可憐で優雅な姿と香りの良さから沢山の園芸種が開発され、現在では鉢植えで育てられているものが多いように思います。
花は純白で、長い花茎の先に着き、長い尻尾のような距(きょ)があり、甘酸っぱい香りが特徴です。
この「風蘭」は、実家の大きな槇の木に着生していたものを数十年前に一株貰い、流木に着生させ、梅の木に吊るして育てているもので、親株から考えると恐らく百年近く成長し続けているものように思います。
風蘭の成長は相当遅いようですが、今では白く長い根が流木を包み込むほど成長しました。
子供のころ、夏休みの早朝のラジオ体操に出かけるときにこの甘酸っぱい香りが庭一杯に漂っていたことを覚えています。
今も、この香りは、私を子供の頃にタイムスリップさせ、実家の当時の様子や家族の様子を思い出させてくれます。
花言葉は「恋の成就」や「真の魅力」だそうです。
「純白の可憐な姿」と「甘酸っぱい香り」に由来しているのでしょうか。
今日はここまでです。
ご来訪有難うございました。