近くのフラワーセンターなどで気に入ったバラを購入して育てることに楽しみを見出しておりますが、最近は、挿し木、接ぎ木、実生で育てることにも挑戦しております。
以下は昨年から今年にかけての挑戦の成果です。
■ 実生・ 3月15日ーーー播種 昨年秋、知人から二種類のローズヒップを譲ってもらいました。
一つは「よろこび」という品種、他の一つは名前は不明ですが「赤い花の品種」とのことでした。
早速、種を取り出し、水に沈む元気そうな種を選別し、軽く水に浸したティッシュペーパーで包み、小さなビニール袋に入れて、冷蔵庫で越冬させ、暖かくなってきた3月中旬に苗床に播種しました。
下は、神代植物園の「よろこび」です。
・ 3月23日ーーー発芽 普通、発芽には数週間かかるように思いますが、何と一週間後には「よろこび」が、それから二週間ほど遅れて「赤い花の品種」が小さな芽を出しました。
「よろこび」は播種した15粒ほどのうち4粒が、「赤い花の品種」は10粒ほどから5粒が発芽しました。
・ 4月15日ーーー本葉
その後、更に遅れて発芽したものもありましたが、一部は育たず、最終的に「よろこび」3本、「赤い花の品種」4本が本葉を付けるほどに成長しました。
・ 4月27日ーーー更に成長 成長を続ける「よろこび」ですが、一本はどうも成長が芳しくありません。
・ 5月8日ーーー蕾
連休明け、「赤い花の品種」一株が、二つの蕾を付けているのを発見したため、早速、苗床から全株を掘り起し、バラ用の土を入れた小さなポットに移植しました。
種子からバラを育てた経験が何度かありますが、花をつけるには三年程度を要するように思っていましたので、発芽した年に蕾を付けたことに驚きと喜びを感じています。
■ 挿し木
こちらは昨年の梅雨に挿し木したもので、蕾を一輪つけました。
■ 接ぎ木
初めてトライした「接ぎ木」の状況です。
長年可愛がっていた自宅のバラの一本が、枯死してしまいました。
土中のコガネムシの幼虫が原因と思われましたが、家内の思い出の詰まったバラでしたので、何とか同じ品種を手に入れたいと思っていたところ、たまたま娘が挿し木したものが立派に成長していることが分かりました。
早速、時期をずらせて二月と三月に穂木を貰い、「接ぎ木」に挑戦しました。
自宅にあった原種バラを台木としたところ、先月のはじめと、今月のはじめに両方とも芽を吹き始め、先に芽を吹いたものは、随分大きく成長してきました。
・ 二月の接ぎ木
芽吹きの状況と現在の状況です。
四季咲きなので近いうちに蕾を付けてくれるだろうと期待しております。
・ 三月の接ぎ木
連休に芽吹きが始まったばかりですが、必死で頑張っている様子が感じられます。
以上、わが家のバラの成長の記録です。
ご来訪、ありがとうございました。