先日、神代植物園を訪れました。
桜の季節を過ぎたためか、訪問客もまばらで、深大寺の門前の茶店もヒッソリしていました。
「本園」では、枝垂れ桜、花桃、山吹、三つ葉ツツジなどの花木や、山野草や、もみじの新緑などが、「水生植物園」では「ミツガシワ」や「ニリンソウ」などが綺麗でしたが、新緑が思った以上に進んでいるのにも驚きました。
■ 本園〇 モミジ園の新緑 青モミジの芽吹きと赤モミジの芽吹きのコントラストが綺麗でした。
〇 花木 ・ シダレサクラ
七分咲程度の「紅枝垂れサクラ」です。
・ ハナモモ
紅白が綺麗でした。
・ ミツバツツジとヒカゲツツジ
・ ヤマブキ
〇 山野草 ・ シュンラン
昔は、山野に沢山自生していましたが、今ではなかなか見かけることができなくなりました。
・ トキワイカリソウ
・ カタクリ
花を終えた「カタクリ」に出会いました。
「カタクリ」は、一年の殆どを地下で過ごし、葉っぱと花が見られるのは、一年のうち一か月くらいだそうですから、この葉も間もなく見られなくなるのでしょう。
・ ムラサキ
武蔵野一帯に多く自生していたという養生中の「ムラサキ」を見つけました。
自然の柔らかい土壌にしか育たないそうで、現在では全く見られなくなった貴重な野草で、初めての発見でした。
この野草の根が紫色の染料として使われることからこの名が付けられているのだそうです。
井の頭公園の「井之頭弁財天」の入り口に建立されている灯篭が「ムラサキ灯篭」と呼ばれているのは、この「ムラサキ」を使用していた染物問屋が寄進したことによるようです。
■ 水生植物園 こちらのシンボルとなっている「カキツバタ」にはまだまだ早いようでしたが、芽吹きが始まっており柔らかな色合いが楽しめました。
園内の木道の向こう側、右前方に見えるのは「深大寺城址」です。
水路には八重桜の花びらが浮かび、木道からは「ニリンソウ」、「ミツガシワ」、「ヒルムシロ」などの他、シーズンを過ぎた「ミズバショウ」なども見られました。
今日はここまでです。
ご来訪有難うございました。